まず第一に、信頼を得ようと「しない」ことです。
これまで関わってきた企業家の中にも、兎角「信頼が全て」「信用第一」を口にして、それに見合う「行動」が伴わない方々が多々見受けられました。
信頼関係や信用の重要性は全面的に肯定します。その通りですよね。しかし、信頼や信用は、相手に属するものです。主導権は相手にあるのです。
つまり、どんな職種であれ、商品やサービスの「価値提供」をして、その対価として「報酬」があるのですよね。
ならば、相手(クライアント、顧客)にとって最良なものを模索し探求し続けることは、自らの商品やサービスの「価値」を磨き、やがて「付加価値」となって、クライアントに対して満足や納得の提供者と成り得るのです。
信頼や信用は、相手の最良を想う「気の集積」であって、得ようとして得られるものではない、ということです。
自らのビジネスを磨くことは、自らそのものを磨くことに他ならず、だからこそ「一切の妥協」を捨て、自らの商品やサービスに酔うことなく、中庸の精神で、無為な高揚や落胆を避け、社会に有用なものを植えていく「在り方」「生き方」が不可欠であると、多くの企業家の背中から教わります。
信頼は、後からトコトコとついてきます。
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